一人親方の労災保険特別加入団体の選び方-徹底比較-

 

 

労災保険の基礎知識

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比較のポイント

団体の分類

加入費用の違い

費用比較の注意点

加入できる地域の確認

良い団体の見分け方

団体の信用性

加入時の対応

労災事故の対応

団体比較一覧

加入費用の比較

加入対象地域の比較

労災事例

労災事例

 

 

 

良い団体の見分け方

 ここまで特別加入団体の分類や、加入費用についてご説明しましたが、労災保険は国の保険ですので、組合費が高いからといって補償が手厚いわけではなく、保険が適用されやすくなるといったことも一切ありません。
 では、保険料以外の費用が安ければ安いほど良いのでしょうか?安いに越したことはないのですが、いくつか注意点があります。

 
団体の信用性

  特別加入団体は、各都道府県の労働局長の認可を受けて、労災保険番号を取得しています。都道府県によって厳しさは違いますが、認可の際には一定の要件をみたしていなければならず、誰でも簡単に作れるものではありません。その観点からして、団体が突然解散したり、手続きを怠ったりして金銭的な損害が発生するなど、詐欺まがいの運営をしている団体はないと思います。最初から詐欺目的で、団体が架空なものである場合はこの限りではありませんので、ご心配な方はその団体の労働保険番号から各都道府県の労働局に存在を問い合わせてみると良いでしょう。

 
加入時の対応

一人親方の労災保険特別加入 一人親方の労災保険特別加入では、加入者の氏名、生年月日、職種、給付基礎日額などを届け出る必要があります。職種については、特定業務に該当する場合、健康診断を受診する必要がある場合があり、その判断が難しいところです。
 例えば、「水道工事」を行っている人が一人親方の労災保険に特別加入しようとした場合、健康診断が必要かどうかを考えてみます。加入時に健康診断が必要な特定業務に有機溶剤業務があり、その業務に6か月以上従事していた場合は健康診断が必要とされています。では、「水道工事」が有機溶剤業務に該当するでしょうか?
 業務の中で、塩ビ管を接続することがあると思います。その際に使用する接着剤には、有機溶剤アセトン等が含まれており、仕事をする上で有機溶剤を吸っていることになります。法律には事細かなことまで規定されていないので、その解釈と運用が大切なのですが、解釈を厳格にとらえると、健康診断を受けなければなりません。しかし、実際の業務では、埋設作業をしていたり、設備を取り付けていたりと、朝から晩まで塩ビ管の接続を行っているわけではないと思います。その場合、有機溶剤中毒の健康診断は本当に必要でしょうか?その辺を見極めるため、同じ「水道工事」であっても、どのような作業内容か具体的に聞いて、偏りのない解釈のもとで加入を進めてくれる団体が良いと思います。
 偏りのない解釈ができるようにするには、場数を踏むことが大切で、多くの加入実績を持った団体であれば安心と言えます。

 
労災発生時の対応

 一度加入してしまうと、年度更新のやりとり以外にはほとんど団体とのやりとりは発生しません。しかし、労働災害が発生した場合、団体に給付請求書を作成してもらわなければならないため、その対応もチェックしておく必要があります。社労士を通じて団体に加入する場合、給付請求をする際に社労士が手数料を取る場合がありますが、団体に直接加入している場合は、ほとんどの場合手数料は取られません。
 違いが出るのは、対応のスピードと親切さです。労働災害が発生した際には、必要な情報を集め、発生状況を給付請求書に記載していく必要があります。社労士が片手間に団体を運営しているような場合、忙しくて対応している時間がなかったり、社労士と言えども十分な知識や経験がなかったりで、満足のいく対応をしてもらえない可能性があります。
 その点、一人親方の労災保険特別加入を専門で行っている団体で、それなりの規模があるところであれば、 労災の数も相応にこなしていますし、専任者がいて、必要であれば顧問社労士や顧問弁護士といった専門家からのアドバイスを受けながら労災事故に対応していきます。ですので、こちらも加入実績を多く持った団体が安心と言えます。

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